前モデル(ZVW30)のSとGの主な違いと新型のAとSの違い
前モデルのSとGの違いは、後で装備した人もいたようですが、私には億劫な感じがする装備でした。それがGモデルを選ぶ理由にもなりましたが今回はどうでしょうか。前モデルのSとGの大きな違いは次の3点だったと思います。
・助手席とバックドアにスマートエントリー用のセンサーがない
・クルーズコントロールがない
・ステアリングが革じゃない
それが、今回はどうでしょう。改めてカタログを見てみます。
装飾だけではない、Aにしか装備できない安全装備
Sツーリングには標準装備ではないフロントフォグランプとトヨタセーフティーセンスPをメーカーオプションとして注文時に付けることができるので決め手にはなりません。
また雨滴感知式オートワイパーと自動防眩インナーミラーはそれほど魅力を感じないのでこれも決め手にはなりません。したがって、私が魅力を感じるAとSの後で付けることのできないグレードの壁による装備を見ます(ハイ、新し物好きです・・・)。
まずは装飾ですが、内装がホワイト加飾されます。外から見れば一目瞭然の違いですね。
モーターショーで見ましたが、アクセントが効いて結構きれいでした。でもまだ妥協できちゃうレベルです(メカには興味が行くのですが、内装はそれほど・・・慣れそうだし)。
インテリジェントクリアランスソナーとパーキングアシスト
これはSには付けられません。クリアランスソナーは障害物の存在、接近を検知してブレーキを掛けたり警告します。後で紹介するセーフティーセンスPと合わせればかなり強力な安全機能になりますね。パーキングアシストは車庫入れや縦列駐車、出庫の際のステアリング操作のみを自動で行います。アクセルはドライバーが操作します。これは楽しみ!
ブラインドスポットモニター
これもAにしかないセンサーを利用したA以上のみの装備です。私は高速道路で何度か経験しましたが、車線変更する際にすぐ隣に車がいるのに見えなかったことありませんか?これは死角によるものなんですが、死角にある車両をセンサーで検知して警告します。ターンランプを点灯させるとさらに警告します。無視して車線変更すれば当然ぶつかります、警告だけなんで。
カラーヘッドアップディスプレイ
フロントガラスに情報を投影します。前モデルでもありましたが今回はA以上に標準装備されます。これもSには装備できません。
置くだけ充電
iphoneは今のところ対応していませんが、スマホなどを置くだけで充電します。今は対応機種が限られていますが、今後非接触充電が増えるようです。私はいりませんが。
日焼け対策には大きな効果があるスーパーUVカットガラス
まず、フロントドアのスーパーUVカットガラスですが、これは実際に体験しないと分からなかったのですが、かなり効果がある装備です。以前、プリウスのレンタカーに乗ったときにこのガラスのないモデルでしたが、非常に日に焼けたことがありました。私の車の日差しに比べて熱という意味では同じなのですが、レンタカーの場合はなんだか刺されるような日差しで、たった一日で、すっかり黒くなってしまいました。というわけでこのガラスは魅力的です。フィルムを貼る手もありますが、前後で3万円ほどかかるようです。
その他の装備
その他の付ける予定の装備を見ます。
トヨタセーフティーセンスPとITSコネクト
A以上で標準装備、Sはオプション(86400円)となるトヨタセーフティーセンスPと、A/Sともにオプション(21600円)のITSコネクトはどうでしょうか。安全装置と言えばスバルです。私、メインカーはもちろんスバルですが、アイサイトは本当に優れていますね。天下のトヨタが何やってるんだとジレンマを感じるくらいトヨタは後れを取っていると感じてしまうほど。
トヨタセーフティーセンスPはミリ波レーダーと単眼カメラで障害物を検知して自動でブレーキを掛ける、路面の白線を撮影してレーンの逸脱時にハンドルを自動で修正、自動でハイビームのON/OFFそして、レーダークルーズコントロール機能と4つの機能があります。前モデルのGは単なるクルーズコントロールだったのでこれは進化ですね。
ITSコネクトはまだ利用できる個所(主に交差点)が少なく2016年3月をめどに東京都と愛知県の50か所で利用できるようになるそうですから、それ以外の地域ではいらないかも。
交差点の状況や車や人の存在情報を受信して事故を防ぐための警告を発してくれるようです。
その他
バッテリーがリチウムイオン式でないことも違いの一つではありますが、これはあまり関係ないでしょう。LEDフォグランプ(21600円)はSツーリングにもつかないので付けます。
ツーリングセレクションにするとシートヒーターがつく
AであれSであれ、どちらにしてもツーリングセレクション(+15万円ですが)を選ぶつもりです。というのはツーリングセレクションにすると快適温熱シート(シートヒーター)がついてきます。これ無しでは冬を乗り切れません、一度使ったら病みつきです。
ナビレディと1500W電源
プリウスと言ったら電源。ナビレディはバックドアのカメラとハンズフリーがついて、またステアリングスイッチもつくので付けましょう。
空気抵抗の追及
これは全車共通ですが感動したので紹介します。空気抵抗を徹底的に研究するための設備や、車速に応じてフロントのシャッターの開閉を行うなど努力がすごいですね。
以上を考慮した見積もり
AとSで20万円の差が出ました。もともとの値段がAツーリングセレクション(292.66万円)、Sツーリングセレクション(262.83万円)と30万円差だったので、差が圧縮されたということはAの方がお得なのかも。
Aツーリングセレクション:3,565,101円
Sツーリングセレクション:3,367,068円