旅行先で驚いた地デジ化の惨状

テレビも終わったコンテンツという人も増えてきた昨今ですが、ホテルの部屋などでは娯楽ガジェットとしての存在感はまだまだあります。

とある地方へ旅行へ行った時の事、食事の支度ができるまでてれびでもとスイッチを入れるとNHKが。順に送っていくとたった4局でまたNHK。なんとこの県では4チャンネルしかなかったのです。

朝のニュースで、統計調査の結果をやっていたのですが、これが夜のニュースでも同じ内容。そればかりか朝のニュースまんまだったのです。これはNHKはまだいいほうで、他の民放ではニュース内容が全部同じ。どうなってるの地方は??統計調査の内容だって、国が実施した内容の二番煎じ。

よく地方は疲弊しているなんて言いますが、こういうところにも現れているのでしょうかと家族と話したものです。疲弊していない時はどんなだったかは知りませんが、今よりのましだったのでしょうか。

1週間の滞在だったので、さすがにテレビが寂しいのでホテルの人にいろいろ聞いてみたのですが、地デジになる前は組合で東京のキー局も受信していたのだけれど、地デジ化以降は組合費や設備投資が費用対効果にそぐわないとの経営判断から組合に加入せず、アンテナで受信できる局のみとなったという。その分、温泉設備を充実させて好評とのことでした。そういう我が家もその温泉に惹かれてこのホテルにしたのでした。

とにかく地方のテレビは期待できない。コンテンツ云々ではなく、取材対象が少ないので番組制作が難しいのではないでしょうか。

地デジ化も地方創世の一環とすれば、3年たってもまだまだ活発化していませんね。今後どんどん地方分権が進んだとしたら、やはり軌道に乗るまでには相当の時間がかかるのでしょうね。少なくとも我々の世代はそのとばっちりを受けるのでしょうか??

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