ドコモショップでソフトバンクからドコモへお得にMNPする方法

9月にiPhone6sが発売されて1か月が経過しましたが、ソフトバンクからドコモへMNPしていろいろ調査したのでそのまとめです。ソフトバンクは2年縛り中だったのですが、仕事に光回線が必要になったこと、光回線とセット契約はお得なので将来他社へMNPする際に携帯、光回線共に違約金が発生しない様に、契約開始時期をあわせるためにMNPしました。
携帯2回線と光回線で2年間合計支払い金額が30万円とあまり安く感じないのですが、興味のある方は読んで見てください。

MVNOも考えましたが今回は利用しないことにしました。それについては別の記事で紹介します。

(この記事のテストケースは『2年契約を前提に2回線同時にMNP、光回線を新規に引く』の条件です。また、月々サポートの額はドコモの月々サポートで確認してください。 )

この条件での要点は次の3つです。

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1.2年縛り契約は解約金補填でもない限り途中で解約しない

2.人気機種を購入すると下取り価格が有利

3.”一括”は条件を吟味すること。正規ショップでも割引キャンペーン・下取り・クーポン・店舗独自サービスを活用すれば高くない。販売開始直後のほうが割引率が高いことも。

4.携帯は光回線とセットで契約すると得、家族がいるなら同時MNPなどフル活用

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契約中のソフトバンクは現在こんな状況です。6(上)とiphone5s(下)の2回線を所持していますが、手放すのはもったいないしたくないと思う人もいるでしょう。

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この契約をするときのコンセプトはiphone6を手に入れること、毎月の明細書の請求金額を少なくすることでした。そのために、いろいろなお店を探し回り、『』を謳っている量販店ショップで契約しました。そのとき私の友人の店員さん(私の友人)に聞いた話では『契約期間である2年間で考えれば、一括で買おうが分割で買おうが総支払い金額はたいして変わらない場合があるので吟味すること』『2年縛りの違約金を払うことは負け』『いつも同じ条件で契約できるとは限らない。タイミングが重要』ということでした。今回は違約金発生で負けですね・・・。

1.2年縛り契約は解約金補填でもない限り途中で解約しない
一括0円の違いはご存知でしょうか?。携帯電話を機種代金を分割払いで契約すると携帯の利用料金(通話プランやパケット代金)に加え機種代金の分割金額を支払うことになります。携帯ショップで見かける一括0円実質0円というのは機種代金についてのことで、ある条件で契約してくれれば機種代金は0円で利用料金だけでいいですよという意味です。

では実質0円とは?最新機種が販売されるとドコモ、au、、Y!モバイルなどキャリアは”機種代金を実質0円”として攻勢をかけます。例えばiPhoneの端末価格は実は10万円位します。パソコンだって今時5万円で買えるのに安い買い物ではありませんね。でもこれほど売れているカラクリはキャリアが2年契約を条件に補助をしてくれているので「実質0円」、つまり2年の間にキャリアが代わりに全額払ってくれます。

ただ、その条件を破ったとき、2年以内に解約したときに発生するのが契約違反金、違約金です(だいたい9500円)。でもサポートも打ち切りなので端末の残債も支払う必要があり、例えば1年経過後の時点であれば5万円と違約金を請求されます。

一方で、一括0円の場合は端末価格がはじめから0円で販売されます。それでもサポートは受けられるので月々の利用料金からサポート分が割引され大変安く携帯を持つことが出来ます。もちろん中途解約も違約金のみになります。

キャリアからのサポートはいわばボーナスのようなものです。2年以内に契約を解除して違約金を支払うことはこのお金を放棄するわけですからもったいないですね。キャリアによっては違約金や場合によっては残債まで肩代わりしてくれるショップもあるようですがこういう場合でない限り2年契約満了まで使用することを心がけましょう。
まぁ、0円だとしても2年間に支払う毎月の料金から十分に元を取っているのでキャリアは痛くもないんですが。

2.人気機種を購入する

これはなぜかといえば下取り価格に直撃するからです。ドコモが他社スマホをMNPの際に下取る価格はiphoneが圧倒的に有利でAndroidではxperiaでさえ散々な価格です。

Androidなどの下取り価格 iphoneの下取り価格

また、買い取り業者の場合は機種の色までもが査定価格に影響するので人気の色を購入しておくのも大切です。

3.”一括”は条件を吟味すること。正規ショップでも割引キャンペーン・下取り・クーポン・店舗独自サービスを活用すれば高くない。月々支払い金額を下げることも可能。

一括0円”の内容は店舗によってさまざまです。Twitterなどで検索すると出てきますが一括0円だけにとらわれないで”条件”の内容はよく吟味する必要があります。

私がソフトバンクと契約するときも条件はありました。ショップ店員の友人に話を聞いて、総支払額で考えれば大した得にならないことは分かっていたのですが明細書の請求金額を少なくしてみたかったので、このショップが提供する”一括0円”の条件で契約しました。

その条件とは有料コンテンツ6000円とデータ定額パック(10GB)8000円を3ヶ月間は契約すること。今考えるとあまり良い条件のショップではなかったと思わざるを得ないのですが・・・。

(今回MNPしたドコモの契約条件と合わせるために同時に光回線も引いた試算になっていますが、ソフトバンク契約時には光回線同時契約に付随するスマート割を受けていません)

データ定額パックなど私は最小プランの2GB(3500円)で十分ですから、5GBプランとの差額分の4500円と有料コンテンツ6000円は不要な契約です。それだけで『10500円X3ヶ月X2回線=63000円』無駄に支払うことになります。その代償としてこのショップは16万円(当時の機種価格 iphone6:9万円、iphone5s:7万円)を0円にしてくれたのですね。

また、このショップはそれまで私の所持していた機種の下取り価格を2000円と査定したので下取りは利用しませんでした。また、ドコモのように機種代金から直接割り引く乗り換えボーナスのようなキャンペーンを行っていましたが、はじめから0円なので適用されない??といわれました。

ソフトバンクの契約内容

softbank

最安の維持費は上記のキャンペーン適応時価格となるわけですが、2回線これを2年トータルで計算すると携帯電話2回線だけで222329円。それにソフトバンク光が加わることで2年間合計が341029円となります。

ドコモの契約内容

一方ドコモの場合を考えます。購入は地方大都市の正規ドコモショップで聞いた額を基にしています。携帯電話端末代金から現在使用中のiphoneの下取り、友人からもらった10800円分のクーポン、乗り換えボーナスが適用されることで毎月の請求額から3051円が引かれます。結局のところ、光回線も含めて307320円と散々がんばって見つけた一括0円携帯よりも安い!!

docomo

これは販売開始間もないこともありソフトバンクと比べてキャンペーンが豊富(下取り、光工事費無料、U25割)に利用できること、クーポン券を利用できたことが大きいです。ソフトバンクで使っていた上記iphone2機種を下取りに出しましたが、iphoneの下取り価格はAndroid端末と比較して高く設定されています。また、聞いた話では店舗によっては機種の色によって価格が異なる場合があるそうです(在庫が無い機種=人気機種)。人気の機種、色を購入しておいたほうが後々有利なのは自動車と同じですね。

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(新規(NMP含)と機種変更のセットでドコモユーザーに配布されたクーポン券。家族や友人にもらえないか聞いてみよう。)

しかし、もし光回線を引かなかった携帯電話のみの料金の場合は266520円となり44000円ほどソフトバンクよりも高くなります。ドコモは光回線とのセット、家族単位での契約で利用するシェアオプションが有利だといえますね。

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光回線を引くのであれば大容量パケットプランもいらないし、wifiスポットも増えてきたことを考慮してこのような料金設定になっているのかもしれません。一月目の請求書が届いて眺めていますが、ひとつにまとめられて非常にわかりやすいと思います。生計を別にしている場合ではこうならないと思いますが、私のように一世帯、同居人でのシェアにはマッチするプランといえるでしょう。

たとえばドコモのシェアパックプランは10GB(シェアパック10・9500円)の契約を代表者が支払い、そのシェアグループに参加する人数で10GBを共用します。シェアグループに参加する代表者以外はそれぞれ500円をシェアオプションとして支払疎いう内容です。
私の家族のように二人で1GBも使わない父・母、そして2GBもあれば十分な私・妻、さらに5GBくらい使う子供の家庭には10GBは十分な量です(合計9500円+500円*3=11000円)。

これまでの最安のデータプランだった2GB(3500円)を4人で契約すると14000円ですが、パケ合っても8GBであることを考えれば十分お得だと思います。

このプランを利用した場合は代表者が一括して支払ってもいいですし、シェアパックの料金を等分してそれぞれの口座へ請求することも出来るそうです(9500円(10GB)の分け方を指定できるか未確認)。

したがって、親が代表者としてシェアパックの料金を支払えば、子供はカケホーダイ(2700円)、spモード(300円)、シェアオプション(500円)、ユニバーサルサービス(3円)だけ支払います。

今回は2台のMNPと光回線の組み合わせで1年目が9755円(仮に光回線を3000円とすれば1端末あたり3400円ほど)、2年目が12455円(仮に光回線を3000円とすれば1端末あたり4700円ほど)となります。さらにDCMXカードと光いっしょ割と家族割りボーナスがそれぞれ後日10800円分還元されるので、携帯2回線+光回線の2年間トータル費用は

307320円-32400円=274920円

となりました。DCMXカードを作ったのは携帯電話利用でのポイントがどんどんたまり、次回機種変更時に利用できるためです。詳しくは次の記事(楽天カードとDCMXカードの比較。MNPの際にカードも変えてみた)をご覧ください。

どうでしょうか、がんばって一括0円のお店を探さなくてもスマホ2回線+光回線が11455円で維持できます。これ以上に請求されるとすればSMSの送信とカケホーダイ対象外の0570番号への電話くらいです。一般的な光回線の月額料金が3000円なので携帯電話だけで274920-3000*24=202920円、月額8455円、1回線あたり4228円となりました。

最後に

この記事は光回線を引く必要からMNPをする羽目になったことがきっかけですが、iPhone6SでドコモにMNPして月額料金を究極に安くする方法のサイトが非常に参考になりました。

それまで携帯を購入するのであれば一括0円しかない、正規ショップは高すぎると思い込んでいたので、キャンペーンや、クーポンを利用すればドコモショップもそれほど高くなく、おかしなオプションをつけるくらいなら明朗会計の正規ショップで購入したほうが後々問題がなくて良いです。

しかし、さまざまな割引キャンペーンやクーポンの利用、そしてiphoneの下取り価格がなかったら2年間総額で40万円ほどになりソフトバンクを逆転します。


友人いわく、今の料金設定ではユーザーの負担額は同じになるようになってしまうようで、政治家が業界にメスを入れるまではこの形態は変わらないでしょう。それでも月額4500円から6000円の間に抑えることは誰だって可能です。今回はMNP利用前提ですが、今度は機種変更で考えてみたいと思います。