audio-technicaのATH-EQ300MとエレコムのLBT-PAR150でDIESELのヘルメットにスピーカーを自作してみたよ

をヘルメットに取り付けているライダーが多くなりましたね。複数人でツーリングするマスツーリング派にはいまや必須のアイテムになりつつあります。

インカムができることは複数間通話や電話の発着信、スマホなどの機器とBluetooth通信で接続して音楽を楽しんだりナビ音声を利用したりと。でも、ソロツーリングがほとんどの人にとって、”複数間通話”の機能はいりませんね?あまり必要のない機能がついているのに2万円近くのまたはそれ以上のお金を払うのはちょっと・・・と思う人は多いでしょう。私もその一人です。

私に必要なのはスマートホンの音声を聞くことだけです。とネットを見ていてたどり着いたのが”wonder driving”の野間さんの記事。この記事ではKabutoのフルフェイスヘルメットへの装着を紹介していたのですが私のはDieselのジェット型(AGV×DIESEL HI-JACK SK-Y78)。結果、うまく取り付けることができたので紹介します。

SK-Y78はこんなヘルメットです。

ディーゼルヘルメット ディーゼル1

 ディーゼル3ディーゼル2

用意するのは以下の4品とニッパー、ハサミくらいです。

1.エレコムLBT-PAR150

Bluetoothレシーバーです。スマホからの電波を受信してイヤホン端子からスピーカーへ出力します。ヨドバシカメラで2300円で買いました。

2.audio-technicaの薄型耳掛け式ヘッドホンATH-EQ300M

これもヨドバシカメラで950円で購入。同じようなものならいいのですが一番これ薄かったので。このヘッドホンをスピーカーとして使います。

3.ファスナーテープ

ダイソーで100円です。ヘッドホンに貼ってヘルメットに取り付けるために必要です。裏が両面テープになっているタイプを選びましょう。

ファスナーテープ

4.クッションテープ

これもダイソーで100円。スポンジに両面テープが貼ってあります。綺麗に配線するのに使います。

クッションテープ

それでは取り付ける準備をします。まずは自分のヘルメットでスピーカーを貼る位置を決めましょう。ほとんどのヘルメットでは、あご紐の出ているちょっと上の個所にへこみがあると思います。この部分に貼りつけます。

SK-Y78はあまりへこみが無いのですが使用に支障のない取り付けができました。取り付けた後にヘルメットを装着してみて耳を圧迫するようだと長距離の使用で耳が痛くまります。その場合は諦めるかもっと薄いスピーカーを探します。私の場合、500kmほど乗ってきましたがまったく問題ありませんでした。

耳パッドの部分

SK-Y78は耳のパッドを外せます。ヘルメットは頭と接触するクッション部分と衝撃を吸収する発泡スチロール部分、そして外ケースからできているので取り外しがが可能な場合があります。収まりよくうまく取り付けるためには自分のヘルメットの構造を理解して配線をする場所を探ります。

耳パッドを外した

SK-Y78は耳パッドを外してしまえばスペースにかなり余裕ができ、取り付けも楽なんですが、安全上よくないので止めましょう。ヘルメットとして役に立たないのでお勧めしません。

耳パッド3

この耳パッドの裏側からスピーカが入れられそうです。ケーブルも外ケースと発泡スチロールの間に納めることができます。

耳パッド2

ケーブルを収めるときに活躍するのがこのクッションテープです。隙間にケーブルを入れても振動で出てきてしまう場合があるので、そんな時はこのクッションテープをケーブルに巻き付ければ程よいホールド具合になり落ちてきません。そうそう、配線をするときにケーブルを隙間に押し込むツールはプラスチック製のヘラが便利です。自分でカーナビを取り付けたことのある人は知っていると思いますが、DIYで良く使うテクニックです。

完成 クッションテープ

エーモンの内貼りはがし。プラスチックなのでケーブルを傷つけにくいです。

ヘッドホンにはちょっとした加工をしておきます、加工といってもそんなに大げさなことではないのですが。ニッパーで耳かけ部分を除去し、簡単にやすり掛けをしましょう。

オーディオテクニカのATH-EQ300M

取り付けは両面テープ付きのファスナーテープでします。といっても適当なサイズに切って貼るだけ。すぐに取れるくらいの接着力しかないのですが、半永久的に固定したいという人は接着剤を使うといいですね。

ATH-EQ300M2

配線が完了してLBT-PAR150を接続します。

エレコムLBT-PAR150

接続したLBT-PAR150はあご紐にクリップ止めします。クリップはLBT-PAR150がネクタイピンのようになっているのでそのまま使えばいいと思います。

ディーゼルヘルメット

LBT-PAR150で出来ることは電話の着信、ボリューム変更、曲の再生停止と送り、マイクを使った通話です。通話するときは発信操作はできないので携帯電話で発信操作をした後に話すだけという感じです。試しに愛車MT-09に跨り400kmほどツーリングへ行ってきましたが、耳が痛くなることもなく充電がなくなることもありませんでした。

LBT-PAR150は充電ポートとイヤホンジャックを共通です。micro-USBじゃないのと思う人が多いでしょうが、専用のケーブルが必要です。本体を小さくするために二つのポートを組み込むことができず、音声優先でイヤホンジャックになったのだと思いますがこれはしょうがないと思います。