クルーズコントロールとアダプティブクルーズコントロール

自動ブレーキ技術とともに格段と進化したクルコン

自動ブレーキの普及に伴っておまけ（？）のようについているクルーズコントロールですが（というか、もともとクルコンだけついていたよね）、自動ブレーキ技術に必要なカメラやレーダーを利用することで、前方の車に追従することができるアダプティブ・クルーズコントロール（ACC）に進化しています。もちろん、前方車が停止すれば自動でブレーキが働き停止もしてくれるので、全速度ACCというようです。

以前のクルコンは手元のレバーやスイッチで作動させたときの速度を保つだけのものであり、速度が低下しそうになるとアクセルを自動で開くというタイプだったような。ちょっと高級になるとミリ波レーダーで前方の車との車間距離を測り、車間距離も一定にしてくれるものがありましたけれど。

ベンツのアダプティブクルコンはハンドルから手を放していてもOK！

現存するACCを見てみると、わがスバルのアイサイトよりもベンツのACCの方が一歩先を行っているのかも。というのも、ベンツのACCは車間はレーダーで測り、なんと30km/h以下の速度においては前方車をカメラでロックオンしてハンドル操作までしてくれます。

アイサイトは65km/h以上において白線レーンを認識して道から外れないようにハンドルコントロールをしてくれるけれど、渋滞などノロノロ運転ではベンツのようにはいかないんですね、残念。

出典：ベストカー2016年4月26日号

ただし、スバルの進化はこれだけではありません。来年度にはベンツに搭載されている先に紹介したノロノロ運転対応のトラフィックジャムアシスト（TJA）をリリースし、2020年までにはオートパイロットもリリースするそうです。

もちろん下のように心配している人が多い「白煙」による誤動作なんてとっくに対策済み。スバルのアイサイトに死角なし。