新型アルトワークスのターボRSよりすごいところ

アルトワークスの記憶

(”WORKS”パネルが誇らしい・・・)

altoworks

アルトワークスと言えば日本を代表する軽自動車『アルト』をチューニングしたモデルとして、スズキ内だけでなく軽自動車全体の中でも異色の存在な気がします。
20数年前には私も乗っていました。マニュアル車に乗りたいだけで買った中古車でしたが、エンジンルームはいろいろと手が加えてあり、走りは楽しかった。
加速はもちろん素晴らしいのですが、狭い空間に包まれた感覚がより一層『速い!』という錯覚を呼び起こし、体感速度はメーター以上だったです。

新型アルトワークスとターボRSの違い

新型アルトはガソリン車で37km/Lの燃費を達成し去年のAJCカーオブザイヤーを受賞しました。徹底した軽量化の結果650kgというトップレベルの軽量化を達成し、燃費も37km/Lという燃費のためのハイブリッド車は必要か??と驚愕レベルです。

altoframe

ターボRSはアルトを基本として2WDと4WD共に5AGS仕様+ターボエンジンとなっています。

AGSはオートギアシフトと呼び、MTのギヤ機構をオートで変速するというものでATの進化版と言えるでしょう。そのほか、ベースグレードにはないターボユニットを備え馬力も52psから64psへアップしていますが、その半面、燃費が37km/Lから25.6km/Lと低下しています。

altotransmission

その他、専用パーツが奢られていて、130万円程度の価格です。見た目ではこれもアルトワークスでは?というような見た目です。それでは、アルトワークスは??

新型アルトワークス

alto

アルトワークスですが、やはり2WDと4WDの車両に5AGSと待望の5MTがラインナップされています。走りのためのチューニングがふんだんにされており、レカロシート、サスペンション(KYB製)、タイヤ(POTENZA)、ベンチレーティッドディスクブレーキなどの専用装備にシリンダーヘッドや制御プログラムをチューンしたトルク向上(100N・m(10.2kg・m))・高回転型R06Aターボエンジン、そして最も特徴的なのがクロスレシオ化されたトランスミッション。シフトのストロークも短かく設定されていて心地よくシフトチェンジできるようですね。

同じ64psでもターボRSが6000rpmで発生するのに対してアルトワークスは3000rpmで発生しますから、かなり走りに機敏さを感じるのではないでしょうか。

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クロスレシオとは?

Close Ratioから来ていてcrossではありません。シフトはギヤを変えるものですがギアが変わるたびにエンジンの回転数が変わります。エンジンはパワーバンドと言って最も力の出る回転数域があります。例えばアルトワークスでいえば最高出力64ps(6000rpm)と書かれていますが6000rpmに達した時に64psを発生するというわけです。つまり走るドライバーとしては常にこの回転数域に保っておけば車を最高出力で操れるので”楽しい”わけですね。

したがって、シフトチェンジしても回転数が落ちないよう次のギアとギア比を近づけておけば回転数の低下を抑えられます。

価格は??

標準装備でいいでしょうね。とても充実しています。安全装備を付けるのであれば5AGSモデルを選択する必要がありますが、マニュアルであれば1,744,870円です。

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ちなみにこちらがターボRSの見積もり。22万円の差はサスペンションとタイヤだけで十分元をとれるんじゃないでしょうか。

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