プリウスのナビ
結論ですが、購入時に余裕があればDCMパッケージも付けてしまってもいいでしょうが、私はとりあえず9インチモデルを単体で選択します。したがって、9インチモデル・マイク付き(DSZT-YC4T)241380円に決定です。
メーカー純正ナビと社外ナビ
車を乗り継いで8台目ですが、毎回ナビは社外品を選択していました。カロツェリアかパナソニックをそのときの状況に応じて選択していました。メリットは値段でしょう。
メーカー純正のナビが20万円するところ、社外品は同等のスペックで10万円くらいで買えます。さらにハーネス類や取り付け費用が3万円くらい請求される場合があるのでなんだかんだで15万円くらいになります。ただこれが最近デメリットのほうが目立つようになって、9代目となる新型プリウスには純正品を付けようと思います。
DSZT-YC4Tの特徴
従来、プリウスの純正ナビはメーカーオプションだったものもありますが、新型ではディーラーオプションとなり、商談ではオーディオレスとなる場合がほとんどだと思います。オーディオレスで注文すると工場出荷時には9インチナビ用のカバーがつけられているのですが、7インチモデルを選んでしまうと、隙間を埋めるためのスペーサーを入れなければなりません。何だかなあ、という気分になるので9インチがいいと私は思います。
ナビの地図表示も広範囲になるし、せっかくだから9インチをお勧めします。
インチモデルはヘッドアップディスプレイ対応です。また、運転中に声で目的地を検索するときなどはマイクがあった方が誤認識しにくくなります。
オプションは予算に合わせて。。。
私が思う社外品のデメリット
社外品は費用が抑えられるのですが、デメリットは何といっても面倒なこと。特にデビューしたての新型車の場合は、取り付けるテクニックを自分で調べて、ステアリングスイッチやバックカメラとの接続が可能か情報を集めることも困難だったりします。メーカーに問い合わせると教えてくれる場合もあるのですが、『現在確認中です』と返されることも。
取り付けのうまい下手は後になってボディーブローのように効いてきます。というのもプリウスに限らず車の内装にはプラスチック成型品のカバーが使用されていて、はめ込み式でパチパチと組み立てられています。したがって、はめ込んであるプラスチックにカバーを外す際に、少なからずプラスチックにゆがみが生じます。最悪の場合はツメを折ってしまったり傷が残ったりします。特に冬場は気温が低くプラスチックに柔軟性が無いので本当にやりずらい。プラスチックを温めるために、エアコンをガンガンかけて1時間程度で取り付けた前モデルの時は、1時間エンジンが掛かりっぱなしだったおかげでおかしな燃費データが残ってしまいました。
こうして生じたゆがみや隙間は走行中にカタカタと音を発生させます。またカバー内も社外品のハーネス類を入れるスペースを計算した設計になってないのでケーブルの束がナビ取り付け穴内部で動いてこれもまた異音の原因になります。ハイブリッド車はそれだけ静かなんです。おそらくガソリンエンジン車ではかき消されるであろう音量の異音も耳についてしまうのですね。
最後のデメリットですが、査定です。20系のプリウスを下取りし30系へ乗り換える際に、社外品のナビがついていた20系の査定額は純正品だったら5万円アップだったそうです。これは査定業者によって違うのかもしれませんが、下取り査定額は純正、ノーマル、人気がUP要因になります。ボディの色も不人気な色と人気色では最大20万円違ったこともありました。30系を購入するときも31500円払ってでも人気の色にしました。実際査定額も白とホワイトパールクリスタルシャインとで6万円違いました。
どのナビにする
折角なのでT-Connectを選択します。AKB(HKT)の指原莉乃さんと渡辺麻友さんによるトヨタのCMで見たことがあるのではないでしょうか。掛け合いの面白いCMですね。
プリウスには専用ナビがあり、T-Connect対応機種は9インチモデルのDSZT-YC4Tと7インチモデルのNSZN-W64Tがあります。その下にスタンダードナビがあり2万円ほど安いのですが、2万円の差でT-Connectを享受できるのであればこれはもう考えないことにします。9インチモデルと7インチモデルの差は機能一覧を見る限り画面の大きさだけのようですが、7インチモデルにはいくつか制限があります。車両も9インチを予定した取り付け穴になっていて、7インチモデルにはスペーサーが付属しています。予算が許すのであれば9インチにしたいところですね。
T-Connectでできること、DCMパッケージは必要?
T-Connectでは『エージェントを利用したサービス』、『最新マップへの3年間自動更新』、『ナビ本体、スマホへのアプリ提供』、『マイカーセキュリティ(DCMパッケージ登録が必要)』の4つの主なサービスが利用できます。基本使用料金は無料で、DCMパッケージが必要なセキュリティーサービスは初年度は無料ですが、以降12960円の年間使用料がかかります。それぞれ見ていきます。
『エージェントを利用したサービス』
音声対話は対話形式で行きたいところの検索が可能です、オペレーターとの会話へ引き継ぐこともできます。オペレーターとの会話はオペレーターセンターに24時間365日駐在する人間と会話ができます。通話料金はDCMパッケージ以外は利用者持ちのようです。
先読み情報案内は目的地の設定にかかわらずこれから行きそうなルートの渋滞情報を検索してくれます。
『最新マップへの3年間自動更新』
3年間無料で地図の更新ができます。エンジンをかけると自動でトヨタスマートセンターに接続しダウンロードするようです。
『ナビ本体、スマホへのアプリ提供』
ナビの本体、スマートフォンへトヨタ提供の専用アプリをインストールしてドライブを楽しくできるようです。
『マイカーセキュリティ(DCMパッケージ登録が必要)』
これが今回のポイントで、ワンランク上のセキュリティーサービスが受けられるようです。例えば車の移動を追跡したり、ドアのこじ開けやエンジンの始動確認、駐車位置などを電話、メールで教えてくれます。ハイブリッド車は盗難に遭う確率が大きいので保険として利用するのもいいでしょう。
注意点は7インチモデルではアラームの通知ができないことです。DCM専用通信装置はディーラーオプションとして後でも追加して、DCMサービスを契約できますが、すべてのセキュリティーサービスを利用するのであれば9インチモデルを選択しましょう。
7インチモデルと9インチモデルの違いまとめ
画面の大きさとセキュリティーサービスに加え、もう一つ7インチモデルで出来ないことがあります。それはAモデル以上に搭載のヘッドアップディスプレイに対応しないこと。『プリウス専用T-Connectナビ9インチモデルの対応』と表記されているので7インチモデルは非対応ですね。もう9インチで決定。
結論ですが、購入時に余裕があればDCMパッケージも付けてしまってもいいでしょうが、私はとりあえず9インチモデルを単体で選択します。したがって、9インチモデル(DSZT-YC4T)241380円に決定です。