新型プリウスの4WD性能はいかほどか？

新型プリウスの4WDですが、エスティマやアルファードと同じE-Fourという技術です。これはシャフトを使ってエンジンの駆動力を後輪に伝える方式ではなく、後輪には独自の駆動力を発生するモーターがあり、この力で後輪だけを駆動します。

したがって、ランドクルーザーやスバルなどで用いられている本格的な4WD（AWD）システムとは異なるので、その性能はどうなんでしょう？

プリウスに搭載される４WDシステムのメカニズムはこんな感じです。発進時や雪道でのスリップ時に発動し、定常走行時や減速時にはOFFになりFFに切り替わります。減速時にOFFになるのはフロントでエネルギーを回生するからだそうです。止まることを優先すれば4WDのほうが良いような気もしますが。

新型プリウス4WDが驚異の燃費34km/Lを生むワケ

この記事の中で詳細な説明がありますが、後輪モーターは7.5馬力と非力に感じますが、トルクが55Nmと500ccエンジンの最大トルクと同じだそうです。モーターの特性上、駆動開始時から最大トルクを発生することが可能なので、雪道でスリップの起きやすい発進時に威力を発揮するでしょう。走行中のスリップ時にももちろん4WDに切り替わるそうです。

また、ボディーカラー同様にリセール効果が期待できるそうです。20万円の投資が果たしていくらの査定になるか、数年後が楽しみですね。