アメリカで新車販売が低迷。理由は原油安??
日本では販売絶好調の新型プリウスですが、アメリカでは新車販売への貢献がいまいちのようです。海外でハイブリッド車が売れる国の代表がアメリカですが、原油が安くなってガソリン価格が下がったことでハイブリッド車の恩恵がなくなったことが販売不振の主な要因と言う人もいます。
原油とガソリン価格の相関についてインデックス・ドライバーさんのページでわかりやすく紹介しています。昨今、日本国内でも100円/Lを下回るようになったガソリン価格ですが、アメリカではシェールオイルの登場もあって60円/Lとアメリカ人が「安い」と思う価格にまで下がっている。ガソリン価格がハイブリッドカーの販売不振の原因の一つであるとすれば、アメリカ人の購入判断基準において燃費は大きなウェイトを占めるといえます。
出典:インデックス・ドライバーさま
レオナルド・ディカプリオがプリウスを愛用していたこともありエコへの関心の高さは世界一なのかとも思ってましたが、大半はコスト重視だったという点においてはどこも同じですね。
出典:カーミー
そもそも車両価格による影響は無いのか?
アメリカでの新型プリウスの価格は24200ドルから30000ドル(toyota.com)。日本での価格帯が242万円から310万円なので価格だけ見れば同じ値段設定。とすれば前モデルの30系プリウスを持っていた人からすれば、日本で新型プリウスが30万円から50万円は高くなったと認識されているように、アメリカでも同じように思われているんじゃないでしょうか。TSSPやTNGAなど30系からの進化を考えれば妥当とも言える価格設定だけれども、そもそも誰もが買える価格帯ではないのかも。価格の影響もあるんじゃないかなあ。
アメリカ版プリウスのモデルと価格
グレードは2,3,4というんですね。1はどうしたんだろ??
★トヨタ米新車販売2%減 3月、プリウス不振
【ニューヨーク共同】トヨタ自動車は1日、3月の米国での新車販売台数が前年同月比2・7%減の21万9842台となり、2カ月ぶりに前年を下回ったと発表した。
原油安を背景にハイブリッド車(HV)「プリウス」の販売低迷が足を引っ張り、
営業日が前年より2日多かったものの前年に及ばなかった。
「プリウス」シリーズは24・7%減で、主力モデルを全面改良した効果が見られなかった。
グループの愛知製鋼の爆発事故で鋼材供給が滞り、2月に日本での車両生産を約1週間休止したが、
トヨタは「販売への影響が出ているという認識はない」と説明した。
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