篠健一郎2016年1月17日23時09分
改造車の祭典で、ミニカーもリメイク? タカラトミーは、千葉・幕張メッセで開催された
東京オートサロンで、ミニカーのトミカと戦国武将を掛け合わせた「トミカ武将コレクション」
を先行販売した。異色のコラボに、トミカを幼少期に楽しんだ大人たちが列をなしていた。
「武将トミカ」は、NHK大河ドラマ「真田丸」の主人公・真田幸村や織田信長、上杉謙信など
計6種類。幸村の車種は「スバル WRX STI TypeS」。色は軍勢が「真田の赤備え」
と呼ばれたことから赤色にし、ボンネットには家紋の六文銭をあしらった。スバルを選んだのは、
スバルが群馬県に工場を持っており、真田家が当時その地を治めていたからだという。
破竹の勢いで天下に迫った織田信長は、その勢いから日産自動車の高性能スポーツカー「GT―R」。
天下統一した徳川家康は、トヨタ自動車の「クラウンアスリート」。国産高級セダンのパイオニア
でもある「王様」を当てはめた。ほかの武将の名前を付けられたミニカーも、車体に家紋や旗の紋、
甲冑(かっちゅう)のイメージをあしらった。
「武将トミカ」は1月から11月まで全国の書店で隔月で販売する。先行販売は東京オートサロンが
開かれている17日まで。幸村は税抜き1200円。残りの5車種は税抜き600円となっている。(篠健一郎)
http://www.asahi.com/articles/ASJ1H5RCRJ1HUEHF00C.html
真田幸村トミカ。車種は「スバル WRX STI TypeS」=タカラトミー提供
徳川家康トミカ。車種は「トヨタ自動車 クラウンアスリート」。家紋の三つ葉葵と、
特徴ある甲冑(かっちゅう)をデザインした=タカラトミー提供
織田信長トミカ。車種は「日産自動車 GT―R」。信長の勢いをイメージした。
車体には信長が発行した印「天下布武」の文字と旗印の「永楽通宝」をデザインした=タカラトミー提供
上杉謙信トミカ。車種は「光岡自動車 オロチ」。謙信が治めていた現在の新潟県の隣県の富山県に、
光岡自動車の本社があるため。毘沙門天を厚く信仰していたことから車体に「毘」の文字をあしらった=タカラトミー提供
武田信玄トミカ。車種は「三菱自動車 ランサーエボリューションX」。
家紋の武田菱(びし)と風林火山の軍旗の文字をデザインした=タカラトミー提供
豊臣秀吉トミカ。車種は「日産自動車 フェアレディZ ロードスター」。
秀吉が好んだとされる金色に仕上げ、家紋の桐(きり)をデザインした=タカラトミー提供