カワサキNINJA1000(Z1000SX)の試乗レビュー

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まずは簡単にスペックまとめておきます。

エンジン 水冷4気筒DOHC
1,043 cc
138ps/9600rpm
11.2kgm
変速 6-speed
重量 228 kg / 231 kg (ABS)

ブライト社が逆輸入しているバイクなのでいわゆる”逆車”なんだけれど、最近よく見かけるので気になったはいたんです。1000ccくらいのバイクを購入したいと長年思っていて(本当に長年・・・)、最近では一番心ときめく存在かも。少し前にNINJA650(といってもEN-6f)を乗っていたので比較しながらのレビューです。

ポジション、サイズ

サイズはカタログ上は若干の違いがあるけれど、足つき、車体サイズに対して差が無いと感じると思う。170cmの当方が十分両足(つま先だけれど)で支えられる。重量もそんなに変わらないのでこれは選択の理由にならないかも。

ライディングポジションはどちらもアップハンドルで”とても乗りやすい”と思う。エンジンの制動性能なんてこのクラスだったらどんな道(公道)でも十分すぎるので、長い距離を乗ることを考えて選びたいというのが、このバイクに出会って得た感想、というか改心したといっていいくらい。NINJAに限ったことではないけれど、ツーリングにはアップハンドル一押し。

でも、両者ともにシートが余りよくない。2時間もするとお尻は確実に痛くなる。お尻にほとんどの荷重がかかるのがアップハンドルの宿命だけれども、もうちょっと何とかならないかな。

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エンジン、パワー

Z1000SXのエンジンは上から下までとても守備範囲が広く、さすがにER-6fとの排気量の差を感じる。なんといってもエンジンが4気筒()と2気筒(ER-6f)だから特性も異なる。

NINJA1000は4気筒特有のフォン、という切れのよい振動も感じないエンジン特性でこれがまた気持ちよく拭け上がる。街乗り3000回転~5000回転で巡航しているときはとても粘り強くトルクをひねり出し、そうかと言って7000回転を超えると一気にSSに変身する。速い!

一方、ER-6fは「ドカティ?」と感じさせるような、ただの2気筒じゃないようなドコドコサウンドを奏で、これもまた気持ちがいい。VTR1000も近いと思う。VTRと乗り比べた感じでは350ccの差は無いんじゃないかな。やっぱり新しいバイクはいいよね。

NINJA1000の4気筒かER-6fの2気筒か。これはもう好みの問題なのでどちらが言いも悪いも無い。街乗りがメインなら1000ccも650ccも十分だけれど、確かに高速道路に行けばパワーの差は感じるし、60km/hくらいで走っていて、前の車がブレーキを踏んで速度が落ちたときは、Z1000SXはそのままで平気でも、ER-6fはギアを落とさないとノッキングが激しい。

その他

NINJA1000の2014年モデルにはトラクションコントロールがついている。あと1000はタコメータがアナログで、ER-6fはデジタル。アクセルとともに針がひゅんひゅん動くのが醍醐味と感じる私はNINJA1000かなあ。あと、シート下の収納スペースはほとんど無い。純正ののパニアケース装着している車も見かけます。

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Kawasaki_Ninja1000_Tokyo_Motor_Show_2013

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