トヨタMIRAIの燃費について考える

Naverまとめを見ていたらこんな記事があった。

トヨタの次世代エコカー、水素燃料電池車『MIRAI』は質感もよく高級車にふさわしいようですが、いろいろな意味で”高級”なようです。エコカーというとエコノミーとエコロジーの両面が備わると思っていたのですが、MIRAIに関してはちょっと様子が違うと感じます。

たぶんですが、『へー、水素。何だかガソリンよりも安そう（←エコノミー）。排出物も水だけなんだって（←エコロジー）。』という印象を持つのではないでしょうか。

確かにエコロジー（環境への関心）方面では抜群の性能ですよね。燃料に用いる水素は水を電気分解するだけでできるんですから。電気はどうするんだって？それはまあ、発電しなければいけないのですが。しかし、化学工業では廃棄するだけの存在だったりする訳で環境への影響との相性はとてもいいと思います。

しかし、エコノミーの面はどうか。水素の市販価格が決定して、満タンでおよそ650km走ると言われているMIRAI。

ちょっとまてよ、安いのかな？？プリウスを例に計算してみよう。

・プリウス ４５Lタンク満タンで5850円（130円/L）

友人曰くの実燃費が25km/Lと信じて→130円/L（ガソリン価格）÷25km/L（燃費）＝5.2円/km（円/Km）

（20km/Lだと130円/L÷20km/L＝6.5円）

・MIRAI フル充填で4300円分入り、650km走るらしい、と言ってもプリウスが30km/Lのところ25km/Lだから（83%）540kmくらいだろうよ。

4300円÷540km＝8円/km

（650km走るなら4300円÷650km＝6.6円）確かにHV並み。

やすくない！！（のでは・・・）

ちなみに燃費が８～１０km/Lの車なら（130円/Lで計算）

16.25円～13円なんですがね。

以下はジャーナリストのMIRAI試乗記なのでこれを読むと少しは許せるかも。燃費もいいが高級車としての快適性はプリウスの比ではないようですが。

変速機構を持たず、エンジンのような振動も発生しないため、その走りはどこまでもシームレス。
防音効果の高いガラスなどを用いながら、本来なら目立つハズの走行ノイズが車内に透過することを押さえ込み、高級セダン並みの静かな移動空間を実現。
モーター駆動というだけに、背中を押さえるようなパワフル感を期待していたが、そのあたりは敢えて主張しすぎず、静かに、快適に移動出来るクリーンなクルマとして出過ぎた感じは与えない。（←これはやだ）
大らかに身体を包み込むシートはブルーブラックやウォームホワイト、ブルーホワイトといったカラーを用意。仕立てのいい滑らかな肌触りのレザーを用いることで、全体をモダンで洗練されたイメージに仕立てることに成功。
一目で「座ってみたい」と思わせる未来のクルマならではのしつらえは新しい高級車の在り方として注目したい。